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❚ お悔み・お供えに贈るお花について
 
【抑えるべきポイント】

お悔みのお花を贈る時の注意点

■葬儀前にお花を贈りたい時

葬儀の前に、ご遺体の枕元にお供えする花のことを「枕花(まくらばな)」と言います。
枕元に備える枕花の相場は、5,000円〜10,000円位の金額が一般的です。
枕花として使用する商品には、そのまま飾れるアレンジメントがお薦めです。
花束だと、ラッピングをほどいて花瓶を用意して、活ける手間がかかってしまうので、ご遺族の手を煩わせてしまう可能性がある事を忘れないようにしましょう。

贈る花の色合いは「白基調」が無難です。
白一色で仕上げることを、花屋の業界用語で「白あがり」と言います。

■初七日から四十九日までに贈る花

遺族にとっては告別式から慌ただしく初七日が過ぎ、一息ついて故人を失った悲しさが増す頃でもあります。遺族を励まし、慰める気持ちを込めて贈りましょう。
初七日から四十九日迄に贈るお花は、飾る手間のいらない「アレンジメント」が無難です。
まだ亡くなってから間が無いので、お花の色合いは白基調がお薦めです。
但し、白一色では寂しいと感じる場合は、白系のアレンジに少しピンクや黄色、紫などの色を入れて、淡く優しい色合いで贈られても良いでしょう。
亡くなられた方がお子様や、長生きされた方の場合は、比較的明るめの色を選ばれることが多いです。
基本的に色合い自体にタブーありませんので、受け取っていただくご遺族の方が喜んでくれる色合いは何か?ということを考えて選ぶことが重要だと思います。
四十九日までの間に供える花に着ける名札の表書きは、「御霊前」または「ご霊前」が一般的です。

■四十九日以降の花贈り

四十九日を過ぎてから供えるお花は「ご仏前」と呼びます。
亡くなってからまだ日が浅い時には、割と白基調が一般的ですが、四十九日を過ぎると花の色もだんだんと明るく華やかな色目を使用する傾向があります。
故人のイメージや人柄に合わせて、かなり強めの色合いを希望される方もいらっしゃいます。

お花の種類はアレンジメントや花束が一般的です。
四十九日法要の為のお花を用意する場合は、法事を行うお寺や会場に、「受け取り(持込み)」の可否を事前に確認しておきましょう。
その際のお花は、受け取ってからすぐに置いて飾れるアレンジメントがお薦めです。
また、法事が午前中に行われる場合は、お花の配達時間を「当日の午前中」に指定すると、式にお花が間に合わない可能性があります。ですので 午前中の法事に間に合わせるためには、「前日の夕方」などに、法事が行われるお寺や会場へ前もって手配しておくような配慮が必要です。


お供えのお花を贈る時の注意点

■お供え花「仏花」について

「仏花(ぶっか・ぶつばな)」とは、お墓や仏壇に供える花のことです 。一般的に仏花として売られているのは、一束500円〜1,000円ほどの花束で菊の花と数種類の洋花がセットになっています。
仏花によく使われる花は、大菊・小菊・洋菊・カーネーション・スターチスなど、なるべく長持ちする花が使用されます。

お供えのお花を贈る時の注意点

お墓でも仏壇でも両脇に2つ花瓶がありますので、仏花は基本的に2束で1ペアです。この1ペアのことを「1対(いっつい)」と呼び、1対にてお供えします。
また最近では 伝統的な仏花よりも故人が好きだった花や色に合わせて供える方も増えてきております。「菊類は入れずに洋風のイメージで」などのリクエストも多く頂くようになりました 。

ただ、遺族の中には、古くからのしきたりや色合いなどを非常に気にされる方がいらっしゃることもあります。
故人にふさわしい花を送りたいという「自分の判断」と「相手や周りの方が喜ぶか」という両方の視点に立ち、バランスを考慮したお花を選ぶことが大切になってくると思います 。

相手や周囲の人が喜ぶかどうかを考えて、ケースバイケースで選ぶことが出来れば、絶対にこうしなくてはいけない、という贈り方や飾り方は存在しません。

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